毎年お誕生月に届く ねんきん定期便│年齢によって様式が違います

年金

ななちゃん「こないだねんきん定期便ってのが届いた」

スズ「お誕生月やってんね」

ななちゃん「そーそー」

スズ「中見てみた?」

ななちゃん「見てみたけどさ、ごちゃごちゃ数字がたくさん書いてあって見る気なくした」

スズ「若い人にとってはね」

ななちゃん「年とったら違うんかな」

スズ「そやね、特に50歳過ぎた人には現実的かも」

今日は、「ねんきん定期便」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

皆さん、ねんきん定期便って知っていますか?


20歳になって国民年金に加入する年齢になると
毎年誕生月に届くハガキです。
(年齢によっては、封書で届く場合もあります)


さて、若い人は
そもそも年金なんて関心がないかも知れないし、

更に若い人に届くねんきん定期便は
まだ実際にもらえる額が書いてあるわけではないので
なおさらピンとこないかも知れませんね。


けれど、
50歳以上の人に届くねんきん定期便は
「65歳になったらもらえる見込額」が書いてあります。


どういうことなのでしょうか。


実は、
ねんきん定期便は
年齢によって様式が違います。


50歳未満の人に届くねんきん定期便は
「これまでの加入実績に基づいた年金額」が載っています。

例えば30歳の人の場合、
20歳で加入して10年経っていますね。

この10年間の保険料をベースに年金額が算出されています。

ということは、
今後10年、20年と加入期間が長くなることで
それに応じて算出される年金額も増えてくるということです。


けれど、
50歳以上の人に届くねんきん定期便は少し違います。

どういう違いがあるかというと、
「これから60歳まで今と変わらない保険料を納めるとして 65歳からもらえる年金額」が載っています。


ちょっとややこしいですね。

例えば
Aさんの場合をみていきましょう。


Aさんは50歳。
会社員として働いています。

Aさんの手元に、先日ねんきん定期便が届きました。


そこには、
見込額(年額)として 190万円と記載されていました。

Aさんの場合、
60歳になるまで今と同じ働き方を続けるとしたら
65歳から
年間190万円もらえるということです。


60歳になるまでは、
年金の保険料を支払い続けていくことになりますが
今後支払う保険料は既に織り込まれているということです。


ですので、
51歳に受け取るねんきん定期便も
58歳で受け取るねんきん定期便も
190万円という金額に大きな差はありません。


逆に、
Aさんが55歳で退職した場合は
保険料の支払が変わってくるので
当初の見込額190万円ではなくなります。


退職して 国民年金だけの支払になると
保険料の支払も少なくなりますね。

すると、
65歳から受け取れる年金額も 190万円よりは少なくなるということです。



ななちゃん「あれさ、見てへん人も多いんちゃう?」
スズ「開けるだけは開けてほしいよね」



今日は、「ねんきん定期便」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「ねんきん定期便」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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