先取り貯金、やっていますか?

ライフプランニング

ななちゃん「お金貯めなあかんなーっていつも思てんねんけど、なかなか貯まらへん」

スズ「少しは貯金してんの?」

ななちゃん「うん、やろうとは思ってるねん。でも月末になったら少ししか残ってなくてさ」

スズ「あー、そのやり方ね。残ったお金を貯金するやり方」

ななちゃん「しっかり貯金しようと思って、毎月節約してんねんで。そやけど殆ど残らへんねん」

スズ「そのやり方だと、そうなるわ。残らなくて当たり前」

ななちゃん「他のやり方あんの?」

スズ「先取り貯金、っていってさ。お給料が入ったら、先ず貯金するねん」

ななちゃん「え・・・先に?」

スズ「そやねん。それを『先取り貯金』っていうねん。今日はそれをみていこか」

今日は、「先取り貯金」の知識をひとつプラスしていきましょう


先取り貯金」というのは
お給料が振り込まれたら、それと同時に貯金する、という方法です。


具体的にみていきましょう。


例えば、
皆さんのお給料が毎月25日に銀行口座に振り込まれるとします。

そしたら、
26日以降なるべく早く
そのお給料の一部を、自動積立のような形で、別の口座に振り替えます


ななちゃんも貯金を試みていますが、なかなか貯まらないようですね。


ななちゃんは、お給料が振り込まれた後、
生活費やいろいろなことにお金を使って、
その残りを貯金する、というやり方のようです。

実は、
このやり方だとなかなかお金は貯まりません


理由は二つあります。


ひとつは、
私たちはみんな、
見えるところにお金があると、
それを使ってしまいたくなるからです。


給料の振込口座にお金が残っていると、
「まだ使っても大丈夫」と思ってしまうんですね。

だから、
残ったお金を貯金しようと思っても、
なかなか残らないわけです。



もうひとつは、
少しでも多く貯金に回すために節約しようと思っても、
長続きしないからです。


「よし!今月から貯金だ!」と思って、
日々節約して、その月はたくさん貯金できたとしましょう。


でもその節約、どれだけ続くと思いますか? 


私たちはみんな、
「〇〇を頑張って続けよう!」と思っても、
その気持ちはなかなか長続きしません。


毎年お正月に立てる「新年の抱負」を思い出してください。

お正月には「今年こそ〇〇をやるぞ!」と決心しても、
殆どの人は続かないんですよね。


「貯金をしよう!」と決心して数カ月は、この方法で貯金できるかも知れませんが、その後はできなくなってしまうわけです。

頑張る力というのは、あまり頼りにならないのです。



そこでおすすめなのが「先取り貯金」

これなら、
決めた額を別の口座(普段使わない口座)に移すことで、
お金を「見えにくく」することができます

見えていないと、使いにくくなるわけですね。


そして、
自動で振り替える仕組みを作ることで、
頑張る力に頼ることもありません

毎月一定額が、必ず貯まっていくわけです。


さて、
会社員の方は、ボーナスのシーズンですね。

ボーナスも、給料の振込口座に入れたままにしておくと、
「ボーナスが入ったんだしー」と思って、
普段買わないようなものも、ついつい買ってしまったりします。

気がついたらあまり残ってない、
というようなことありませんか?

大きなお金が入った時も、貯金額を決めて、
さっさと別口座に移してしまうことが効果的です。



ななちゃん「えー、使えるお金減るやん」
スズ「ななちゃん、お金貯めたいんやろ?」



今日は、「先取り貯金」の知識をひとつ+(プラス)しました
明日は、「NISA」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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