家族信託 安心して老後を過ごすための仕組み

ライフプランニング

ななちゃん「自分が認知症とかになったら、家族が代わりにやってくれる制度とかあるんちゃうの」

スズ「そうそう。ななちゃんよー知ってるやん」

ななちゃん「友達がさ、『家族信託やった』とか言ってたから」

スズ「それそれ」

ななちゃん「それって、後見人とはちゃうん?」

スズ「うん。ちゃうねん」

ななちゃん「でもやることは同じなん?」

今日は、「家族信託」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

皆さん、
家族信託という言葉、聞いたことありますか?

昨日の後見人の話を読んで、
「家族信託と似てるね」と思われた人もいたかも知れません。
確かに似たところがあります。

今日は、
家族信託とはどんなものなのかみていきましょう。


家族信託とは、
自分の資産の管理を家族に任せる仕組みを作ること
です。


通常、自分の資産の管理は自分しかできませんよね。

例えば
銀行に預けているお金を窓口で引き出すには、
基本的には本人でないとできません。

また、
証券会社などの口座での資産運用も
本人以外の人が勝手に行うことはできません。

さらに、
家を売ろうと思っても
本人以外の人が代わりに家を売ることはできません。


元気なうちは
資産運用もできるし
必要なら家を売ることもできます。

けれど、
認知症などで判断力が低下してしまったら
これらのことが難しくなります。


そういった場合に備えて、
あらかじめ
「私の資産の管理を、あなたにやってほしいの。お願いね」と、
子どもなどと契約を結んでおくことを、
家族信託といいます。

この場合、
子どもが親に代わって、
資産の管理、家の売却などをすることができます。


認知症になってしまった場合はもちろんですが、
そうでなかったとしても
高齢になると若い頃とは違った不便さが出てくるかも知れませんね。

難しいことがよく分からなくなってしまったり、
数字や計算が苦手になってしまうかも知れません。

そんな時、家族が自分の代わりにやってくれたら心強いです。


さて、
家族信託が、任意後見制度と似ているところがあります。

それはどちらも、
自分の判断力が十分な間に任せる人を選んでおくということです。

「自分の判断力が低下しても、子どもに任せているから安心」といったように、
安心して老後を過ごすことができます。



ななちゃん「え、どっちがいいの?」
スズ「どっちかだけ選ばなあかんわけちゃうよ」



今日は、「家族信託」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「相続土地国庫帰属制度」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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