ななちゃん「地震保険の保険料ってさ、どの保険会社でも同じなん?」
スズ「そやで」
ななちゃん「なんでなん?」
スズ「国が運営に関わってるからやねん」
ななちゃん「そうなんや」
スズ「保険料だけじゃなくて、補償内容も同じやよ」
ななちゃん「じゃあ保険金も同じ?」
今日は、「地震保険の保険金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
地震保険の保険料は
どの保険会社で契約しても同じです。
どの保険会社で契約しても保険料は同じですが
その建物が建っている地域と
その建物の構造により
保険料は変わってきます。
また、
保険料は頻繁に改定されています。
改定される理由は地震災害が増えていることなどです。
直近の改定は2022年10月ですが、
今後も改定されることが考えられます。
さて、
地震災害に遭った時に受け取る保険金についてみていきましょう。
受け取る保険金は
建物の損害の程度によって変わってきます。
具体的には
4つに分けられた損害区分の
どの区分に当てはまるのかを調べ、
その結果
「全損」と判断されれば
保険金額の100%が支払われ、
「一部損」と判断されれば、
保険金額の5%が支払われます。
例をあげてみてみましょう。
Aさんは
家を建てて火災保険に加入した際 地震保険もセットで加入しています。
Aさんは
万が一 火災で家を失ったら
再建するためには2000万円必要とされたので
火災保険の保険金額を2000万円と設定しました。
地震保険の保険金額は
1000万円と設定しました。
(地震保険の保険金額は 火災保険の保険金額の30%~50% の範囲内などと決められています)
ある日突然地震が起こり
Aさんの家の一部が損壊してしまいました。
損壊の程度を調査してもらった結果
損害額は建物の時価の45%と判断されました。
この場合、
建物の損害は「大半損」と認定され、
保険金額の60%が支払われます。
Aさんの場合
地震保険の保険金額は1000万円なので
60%の600万円が支払われることになります。
建物のおよそ半分近くの損害が出ても
600万円しか支払われないということですね。
これでは 元通りに住める家にするためには足りないかも知れませんが
地震保険は、被災した人が早期に生活再建ができるように
当面の生活の安定に寄与することを目的として作られています。
ななちゃん「もっともらえたらいいのに」
スズ「たくさんの人に払わなあかんからな」
今日は、「地震保険の保険金」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「保険金を受け取った時の税金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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