外貨建ての金融商品 メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう

金融

ななちゃん「投資するってだけでもややこしそうやのに、その上ドルに換えなあかんなんてもう無理」

スズ「そういわんと」

ななちゃん「だってややこしすぎるやん」

スズ「確かに外貨で投資するとなると複雑になってくるよね」

ななちゃん「そやろ? ほな円で投資できるやつだけでいいよね」

今日は、「外貨建て金融商品」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう


外貨建ての金融商品はいくつかの種類があります。
そのひとつが外貨預金ですね。

例えばドルで外貨預金を始めるには、
自分が持っている円をドルに換える必要があります。

ではなぜ、わざわざ円をドルに換えて預金するのでしょうか。


それは、いくつかのメリットがあるからです。

ひとつは、
円で預金しておくより
たくさん利子がつく
ということ。

今は円で銀行に預けていても、殆ど利子はつきません。
1年で0.1%ぐらいでしょうか。
けれどドルにして預けておくと、5%ぐらいの利子がつきます。


仮に、
皆さんが10万円を預金するとしましょう。

この場合 円で預けておいても、
3年間で300円ぐらいしか増えません。

けれど、
ドルにして預けておくと
3年間で15000円ぐらい増えます。
(どちらも税金は考慮していません)


他には、
為替差益が狙えるということ。

例えば
1ドル130円の時に
10万円分 外貨預金をしたとしましょう。

10万円をドルに換えたわけですね。
皆さんの10万円は およそ770ドルに換わりました

そして3年後、1ドル150円になったとします。
持っているドルは770ドルですね(利子は考慮に入れていません)

この時皆さんは、
ドルを売って円に換えました。
皆さんが持っていた770ドルは およそ11.5万円に換わりました


要するに、
10万円が11.5万円に増えたということになります。
これが為替差益です。


けれど、良いことばかりではありません。

円を外貨に換える時、外貨を円に戻す時
手数料がかかります

いくら利子が高くても、
手数料が高ければ儲けも相殺されてしまうかも知れません。


また、
為替も期待したように動くわけではありません

買った時より円安になれば(1ドル130円から150円になる等)利益が出ますが
逆に動けば損失になります。


外貨建ての金融商品は
手数料と為替のことを考えておくことが大切です。



ななちゃん「考えてっていうけどさ、そんなん分らんやん」
スズ「むむ」



今日は、「外貨建て金融商品」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「退職金の置き場所」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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