扶養① 扶養内で働くとは どういうこと?

税金

ななちゃん「うちで働いてるパートさんが『扶養内で働いてる』って言ってはった」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「扶養内、ってよく聞くわ」

スズ「大体は、奥さんがダンナさんの扶養内で働く、ってことが多いね」

ななちゃん「扶養内、って103万円以内とか、そういうこと?」

今日は、「扶養」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

テレビなどでも、
「扶養内で働いています」というような言葉、時々耳にしませんか?

「扶養内」とは、
具体的にはどういうことを指すのでしょうか。


そもそも「扶養する」とは、
自分で生計を立てられない家族などを「養う」という意味ですね。
子どもや配偶者、または両親などを養うということです。

小さな子どもは働いていないので、扶養されることが当然ですが、
配偶者はどうでしょうか。
全く働いていない配偶者は扶養されることが当然ですが、
しっかり稼いでいる配偶者はどうでしょうか。


しっかり稼いでいる配偶者は、自分で生計を立てられますね。
自分で稼いだお金で暮らしていけるということです。
ですから「養う」必要はありません。
扶養する家族ではない、ということです。


では、
ちょっとだけ働いている配偶者はどうでしょうか。

自分で生計を立てられるほどではないけれど、
年間100万円ぐらい働いている、といったような場合。

この場合、
養う必要があるのかどうかを決める
基準の金額が必要ですね。


この基準の金額内で働くことを、
一般的に「扶養内で働く」という言い方をします。


では、
扶養内で働くとどんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、
妻が夫の扶養内で働くというケースを例に考えてみましょう。


一つ目のメリットは、
夫は所得税を計算する際
妻を扶養しているということで
所得控除を受けることができます

所得税は所得に対して掛かります。
その所得の額を減らすことができるので、
結果的に所得税の額が減ります。


二つ目のメリットは、
健康保険や国民年金につき、
夫の扶養になることで
妻は保険料などの支払が不要になります。
(夫が会社員の場合)

明日はもう少し具体的にみていきましょう。



ななちゃん「なになに?めっちゃお得やん」
スズ「とも言えるけど」



今日は、「扶養」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「扶養」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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