ETFと普通の投資信託の違いは 分配金にもあります

投資

ななちゃん「ETFって上場してる投資信託やったっけ? それどこでも買えるん?」

スズ「うん。株買うみたいな感覚やね」

ななちゃん「それやったらさ、ETFの方がいいね」

スズ「そう?」

ななちゃん「だってさ、どこでも買えたら便利やし、リアルタイムで売買したら儲かるやん」

今日は、「ETFと投資信託の違い」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

ETFとは、上場投資信託のことです。
上場している投資信託ということですね。

通常、
「投資信託」というと、非上場の投資信託のことを指します。


要するに、
投資信託は
上場している投資信託(ETF)
上場していない投資信託
(普通の投資信託)
に分けられます。


そもそも投資信託は
どんなものなのか覚えていますか?


そうですね
たくさんの株式や債券などがパッケージになったものでしたね。
投資信託を買うということは、
たくさんの株式や債券などに広く投資するということになります。


さて今日は
ETFと普通の投資信託
それぞれの特徴をみていきましょう。
(ここでは、投資信託=非上場の投資信託とします)


ななちゃんが言っているように、
ETFの方がリアルタイムで売買できるから儲かるんじゃない?
と思う人もいるかも知れませんね。


では、
日経平均株価に連動するように設計されている
ETFと投資信託を考えてみましょう。


日経平均株価は、一日の間に上がったり下がったり、を繰り返しますね。

日経平均株価に連動するように設計されているETFも、
同じように、一日の間に上がったり下がったりを繰り返します。
そして、その価格を見ながらリアルタイムで売買できます


では投資信託の場合はどうでしょう。
投資信託は、「買う」場合も「売る」場合も
その時点で価格は分かりません。
基本、次の日にいくらで買えたか(売れたか)が分かるわけです。


他にも違いがあります。
その一つが分配金に関してです。


ETFも投資信託も、
年に1回などの決算を行います。
利益が出ていたら、その分投資家に分配されます。
(利益が出ていなくても分配金のある投資信託もあります)

要するに、
1年間で儲かった分を投資家に還元するわけですね。


ETFは
分配金を原則投資家に支払います
儲かった分、「今回の分配金は〇〇円です」といった形で支払われます。


これに対して
投資信託は
分配金を出さないもの
もあります。

分配金を出さないと聞くと、「じゃあ利益が出た分はどうなるの?」と思いますね。

利益は、その投資信託に再投資されます
再投資されるということは、
その投資信託全体の資産が増えるということです。

要するに、
利益が出た分を再投資することで、複利の効果が期待できるわけです。


例えば、
年金の不足分を分配金で補おうと思っている人の場合は
分配金が支払われるものもよいと思いますが、

これから投資期間が長い人の場合、
分配金を受け取らずに再投資することで
複利の効果で資産を増やすことが期待できます。



ななちゃん「リアルタイム売買と複利の効果、どっちも捨てがたい」
スズ「そうくるか」



今日は、「ETFと投資信託の違い」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「投資は資産を守るため」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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