円安① アメリカ旅行で飲む スタバの値段が高くなる

金融

ななちゃん「私のいとこ、今度新婚旅行に行きやるねん」

スズ「わぁ、いいなぁ」

ななちゃん「海外に行きやるねんけど『円安で何もかも高なってるー』って嘆いてた」

スズ「確かに今めっちゃ円安やもんな」

ななちゃん「円安ってさ、そもそもどういうことなん?」

今日は、「円安」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

このところ「円安」という言葉を聞かない日はないぐらいですね。
それもそのはず、
ドルに対しての円が、30年以上ぶりに一時160円まで下がったからです。

これがどういうことを意味するのかをみていきましょう。


1ドル=160円 の時は、
日本円をドルに両替しようと思ったら、
1ドルを手にするために160円必要だということです。


例えば、
海外旅行に行くとき、現地の通貨に両替していきますよね。
アメリカに行く場合は、ドルに両替するわけです。


「アメリカの空港に着いたら、タクシーに乗って、スタバに行こう」と計画したとします。
すると、タクシー代、コーヒー代を支払うためにはドルが要りますね。
そのために、事前にドルを財布の中に入れておく必要があります。


仮に、
スタバのコーヒーの値段がアメリカで5ドルだとしましょう。
5ドルのコーヒーを買うためには、
5ドルを財布に入れておく必要がありますね。

では、
5ドルを財布に入れるためには、いくらの円が必要でしょうか。


1ドル=160円のときは、
160円×5(ドル)=800円

800円必要です。
800円を両替して、5ドルを受けとり、財布に入れておくことが必要です。
(手数料は考慮していません)


でも、スタバで普通のコーヒーが800円というのは ちょっと高い気がしますよね。
けれど3年ほど前は、
1ドル=110円ぐらいの時期がありました。

この時期に同じスタバのコーヒーを飲むためには、
110円×5(ドル)=550円
550円で同じコーヒーが飲めたわけです。
私たちにはこっちの方が感覚的に近いですよね。


この場合、
1ドル=110円が
1ドル=160円になることを
「円安になる」と言います。
円の価値がドルに対して下がる(安くなる)ということです。

円の価値が下がっているので
今までは550円で飲めたアメリカのスタバのコーヒーが 800円になるんですね。


アメリカに旅行に行くのなら、
宿泊費、食費、おみやげ代など、全てドルでの支払いになります。
スタバのコーヒー代と同じように、
円安になっていることで、今まで以上にお金(円)がかかるということです。

来週も、円安についてみていきましょう。



ななちゃん「でもさ、クレジットカードあったら両替せんでもええやん」
スズ「両替はいらんけどさ」



今日は、「円安」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「円安」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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