介護離職を考えたとき│自分の老後を考えることも大切です

ライフプランニング

ななちゃん「会社の人で、介護のために仕事辞めようかなって言ってる人がいるねん」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「お母さんが田舎で一人暮らししてはるねんて」

スズ「うん」

ななちゃん「お母さん認知症になっちゃって、一人で暮らすのは心配って」

スズ「そうなのね」

ななちゃん「お母さんと一緒に暮らすには仕事辞めなあかんって」

今日は、「介護離職を考える時」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

今まで元気に暮らしていた親が
認知症などになって
介護が必要になったとき。

「介護のために仕事を辞めよう」
そう考える人もいるかも知れません。


Aさんの母親は
一人暮らしをしていましたが
認知症になり
一人で暮らすことが難しくなりました。

Aさんは、
自分が仕事を辞めて介護に専念すれば問題は解決するだろう
そう考えています。


さて、
こんな時
Aさんには考えてもらいたいことがあります。


それは
「お金」についてです。


Aさんは仕事を辞めるので
Aさんの収入は無くなります。

「Aさんと母親」の世帯収入は
母親の年金だけです。


母親の年金は
「Aさんと母親」二人が暮らしていくには足りません。

すると、
Aさんの貯金
母親の貯金
これらを取り崩すことが必要になってきます。


さて、
こんな時、何をどのように考えれば良いでしょうか?


年金と貯金で今後いつまでの生活費が賄えるのか
大きな出費が必要になった時は大丈夫なのか

さらには
母親が亡くなった後の自分の老後は大丈夫なのか


そういったことを
事前に(会社を辞める前に)考えておくことが大切です。


辞めてしまってから(収入が途絶えてしまってから)では、
良い解決策を考えるのは難しいかも知れません。


さて、
会社員などの場合
介護休暇」などの休暇が取得できます。

また、
要介護状態によっては
介護サービスを受けることもできます。

さらに、
介護保険の対象外ではありますが、
民間の保険外サービスなどもあります。


これらの制度を利用しながら どうしても必要な部分を家族が担う


一人の力だけで全部解決しようと思わずに
こういった制度を利用し、
親が亡くなった後の自分の老後のことも考える

これらのことが大切になってきます。



ななちゃん「そっか」
スズ「一人で抱え込まないで」




今日は、「介護離職を考える時」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「遺族年金見直し案」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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