DCの移換の流れ➂│資産を目減りさせないような方法

年金

ななちゃん「DCの引越しさ、投資信託を現金にする日は決めさせてほしいよね」

スズ「残念ながらそれはでけへんねん」

ななちゃん「でもさ、暴落してる時に現金化されるとか怖すぎる」

スズ「確かに」

ななちゃん「せっかく100万円になってた投資信託が90万円に減ってるとか」

スズ「確かに」

ななちゃん「なんか備える方法あるんやろ?」

今日は、「DCの移換」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう

転職したら、
それまでやっていた企業型DCも引越しです。


自分も新しい会社に移るけれど、
DCも新しい会社に一緒に移るということですね。
(個人型DCに移すことも可能です)


DCは、投資信託などの商品を選んで運用しますが、
引越の際 現金化されます。


投資信託のまま引越しはできません。


この「現金化」ですが、
現金化される日は自動で決められ
自分で決めることはできません。


仮に、
株価が暴落しているような時期に当たってしまうと
大きく目減りしてしまう可能性もあるわけです。
ちょっと怖いですね。


けれど、こういったことに備える方法があります。


ひとつずつ見ていきましょう。


企業型DCで選べる運用商品の数は
その会社によってまちまちです。

3つぐらいのところもあれば、30個以上の中から選べるところもあります。


数はこのようにまちまちですが、
どんなに少なくても
定期預金など、「元本保証型」の商品が必ずあります。


最初からこのような元本保証型を選んでいる人も多いですが、
ここでは、元本保証ではない「投資信託」を選んでいるケースで考えてみましょう。


Aさんは、
企業型DCで「〇〇投資信託」を選んでいます。

この度転職することになり、
DCも引っ越すこととなりました。


Aさんが選んでいる「〇〇投資信託」は、
引越の際、現金化されて運ばれます。


けれど、Aさんは
いつ現金化されるのか?」ということが気になっています。

現金化される日が
たまたま株式が暴落している時期などに当たってしまうと、
資産が目減りしてしまう心配があります。


そこで、Aさんは、
転職する前に
「〇〇投資信託」を、「△△定期預金」にスイッチングしました。


スイッチング?
どういうことでしょうか


スイッチングとは、預け替えです。
「〇〇投資信託」を売って、
「△△定期預金」に替える
ということです。

この預け替えは、自分のタイミングでできます。


そうすると、
「〇〇投資信託」が100万円になっていたとすると、
高い確率で、100万円の定期預金に預け替えられるわけですね。

DCで定期預金を選ぶと、殆ど利益は出ませんが
逆に目減りする心配もありません。


このあと
Aさんの「△△定期預金100万円」は、
現金化され、
転職先に運ばれますが、
「△△定期預金100万円」はいつ現金化されたとしても100万円のままです。


株価が大幅に下がったタイミングであったとしても、関係ありません。


運ばれた100万円をつかって、
今度は転職先の会社で、新しい運用商品を選んでいくことになります。



ななちゃん「慌てて転職とかはでけへんな」
スズ「なんやそれ」



今日は、「DCの移換」の知識をもうひとつ+(プラス)しました。
明日は、「企業型DCの説明会」の知識を+(プラス)していきましょう。



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