ななちゃん「国債って、お金が要るようになった時は国が買い取ってくれるんや」
スズ「個人向け国債の場合ね」
ななちゃん「個人向けじゃないのもあるの?」
スズ「うん」
ななちゃん「個人向けじゃないやつは、誰が買い取ってくれるの?」
スズ「その時に買いたい人」
ななちゃん「わけわからん」
今日は、「取引される債券」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
債券は、借用証書のようなものです。
借用証書には金額が書いてあって、
期日まで持っていれば
その金額を返してもらうことができますね。
例えば、
債券を買った当初は
「期日まで持っておこう」と思ったとしても
途中でお金が必要になることもあるかも知れません。
そうしたら、
債券を誰かに買い取ってもらう必要が出てきます。
どういうことかというと、
債券を誰かに売って
売ったお金が手元に入るということです。
さて、
日本の個人向け国債は
そんな時 国が国債を買い取ってくれます。
100万円の国債なら、
100万円で国が買い取ってくれるんですね。
(発行から1年経過以降)
けれど
他の債券はそうではありません。
100万円の債券を現金にしようと思ったら、
その債券を「売る」必要があります。
では、
その債券を誰が買ってくれるのでしょうか?
国債(利付債)の場合、
買い取ってくれるのは国ではなく
「その国債を買いたい」と思った人です。
分かりにくいですね。
ではここで、
なぜ債券を買うのかを考えてみましょう。
債券を買う理由は 利益を得るため、でしょう。
お金を貸すこと(債券を買うこと)により
途中で利子がもらえたりするからです。
けれど、
利子を受け取ることだけが利益を得る方法ではなく
債券を「安く買って高く売る」ことも一つです。
株式が日々取引されているように、
債券も取引されているんですね。
債券を買った人が全員、
発行から満期までずっと債券を持ち続けるわけではありません。
途中、売ったり買ったりすることもあるわけです。
そうすると、
「お金が必要になった時、自分の持っている債券は誰が買ってくれるのか?」は、
「その時その債券を買いたい人」ということになるわけです。
ですから、
100万円の債券が
103万円で売れたり
逆に97万円でしか売れなかったりすることもあるということです。
ななちゃん「じゃあ個人向け国債が安心やん」
スズ「安心だけど儲けも微妙かも」
今日は、「取引される債券」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「配当控除」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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