高額療養費制度とは│支払う医療費には上限が設けられています

ライフプランニング

ななちゃん「最近いろんなとこで『上限額の引き上げ』とかいう記事見るような気がする」

スズ「たしかに」

ななちゃん「賃金とか上がってるせい?」

スズ「それもあるよね」

ななちゃん「払う額が上がったら、給料上がってもとんとん?」

スズ「とんとんってことないやろけどね」

今日は、「高額療養費上限の引き上げ」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

ななちゃんが言うように、
最近いろんなところで上限金額の引き上げの話が出ていますね。

高額療養費についてもそのようです。


さて、
高額療養費制度って知っていますか?


例えば
病気やけがで
大きな手術を受けたり 高額な薬を使ったりすると
医療費が高くなることがありますね。


医療費の負担は3割(6歳から69歳まで)などですが、
3割であったとしても 支払いが負担になることもあります。


高額療養費制度は、
そのような負担を抑えるために作られています。


具体的には、
その人の所得などによって
医療費の支払の上限額が決められていて、

大きな手術などにより
医療費が高くなったとしても
上限額を超えて支払う必要はありません
(後で還付される場合もあります)


では、
Aさん(50歳)の場合を見ていきましょう。


Aさんは会社員。
会社員としての平均的な給料をもらっています。


さて、
Aさんは或る日身体の不調を感じて病院に行くと
お医者さんから手術を勧められ 手術を受けました。

とても大きな手術でしたが、
無事成功し 後は回復を待って退院するだけになっています。


さて、気になるのは医療費


大きな手術を受けたので、
Aさんは退院の時に支払う医療費のことが気になっています。


病院の人に医療費を尋ねると、
100万円とのこと。

Aさんの医療費の負担は3割なので、
30万円の支払いになります。

「30万円もの費用 どうやって支払おう…」


ここで助けになるのが 先ほどの
高額療養費制度です。


Aさんの場合
上限額が87000円ほどなので、

30万円の支払いが、
約9万円で済む ということになります。


さて、
このところ賃上げなどで 日本で暮らす人の収入も上がっていますね。


そこで
医療費の負担額の上限も上げる という議論がされています。



ななちゃん「病院に行くの怖いな」
スズ「行かへんかったらもっと怖ない?」



今日は、「高額療養費制度」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「住宅ローンの返済割合」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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