住宅ローン控除と 家を売った時に使える3000万円の特別控除 │残念ながら両方同時に使うことはできません

住宅ローン

ななちゃん「近所で仲良くしてたご夫婦が引越しはってん」

スズ「あら」

ななちゃん「駅前の便利なとこにマンション買いはってさ」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「家売るときって、なんかお得な控除とかあったやんね」

スズ「3000万円の特別控除かな」

ななちゃん「ほんで次の家、ローンで買ったら住宅ローン控除も使えてお得やよね」

スズ「それはどっちかしか使われへんねん」

ななちゃん「そうなん?」

今日は、「住宅ローン控除と3000万円の特別控除の特例の関係」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

住宅ローン控除
マイホームを売った時の3000万円の特別控除の特例

この2つの内容をまずは思い出してみましょう。


住宅ローン控除とは
住宅ローンなどを利用して家を買ったら
ある一定期間
その年の年末の住宅ローンの残高の0.7%の金額分
所得税が安くなる制度です(上限金額あり)


例えば、
その年の年末の住宅ローンの残高が3000万円だとしたら

その0.7%である21万円が
所得税から差し引かれます。
要するに 所得税が21万円安くなるということですね。



3000万円の特別控除の特例とは、
家を売って所得があれば税金が掛かりますが
その所得から3000万円を差し引くことができるというものです。


例えば
家を売った金額から
取得費などを差し引いた金額が3500万円だとしたら、

そこから3000万円を差し引いて
500万円に税金が掛かるということです。



この2つのお得になる制度ですが、
両方同時に使うことはできません


ななちゃんの近所のご夫婦のように
家を買い替える場合
どちらも使いたいところですが、
残念ながら どちらの適用を受けるのかを選ばないといけません。


どちらを選ぶかは、
どちらを選んだら有利になるのかということですね。


皆さんが
買い替えで住宅ローンを組む場合は
それぞれのパターンで
「お得になる額」を計算しておかれるとよいと思います。



ななちゃん「めんどくさ」
スズ「(笑)」



今日は、「住宅ローン控除と3000万円の特別控除の特例の関係」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「固定金利期間選択型の住宅ローンが向いている人」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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