ななちゃん「特別分配金、って名前があかんね」
スズ「なんで?」
ななちゃん「だってさ、特別って聞いたらなんか良さげに聞こえるやん」
スズ「確かに」
ななちゃん「利益出てへんから、元本取り崩して払う分配金なんやろ?」
スズ「そうそう」
ななちゃん「それやったらもっと違う名前にしてほしいわ」
今日は、「普通分配金と特別分配金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
投資信託を保有しているときに受け取れる分配金には
利益が出たら支払われるものと
利益が出ていなくても支払われるものがあります。
利益が出ていなくても支払われる分配金を
特別分配金といい
元本を取り崩して支払われています。
要するに
「分配金が支払われているから 私の持っている投資信託は大丈夫」と思っていても
元本を取り崩して分配金が支払われているのであれば
その分 元本が目減りしていることになります。
では なぜこのように分配金の出し方に違いがあるのでしょうか。
それは、
どんな人が
どんな目的で
その投資信託を買うのかを考える必要があります。
では、
年金をもらいながら生活しているAさんの場合を考えてみましょう。
Aさんは70歳です。
Aさんの受け取る年金は、Aさんが暮らしていくには少し足りません。
「毎月少しでもいいから定期的に分配金を受け取りたいな」と考えています。
そこで、
毎月分配金を出す「B投資信託」を買います。
Aさんが投資信託を買う目的は、
毎月決まった額の分配金を受け取る
ということですね。
では、
30歳のCさんの場合を考えてみましょう。
Cさんは給料をもらって生活をしています。
Cさんは、
「将来の為に少しでもお金を増やしたいな」と考えています。
Cさんは給料をもらって生活しているので
分配金は特に必要ありません。
そこで、
年1回 利益が出ていれば分配金を支払う「D投資信託」を買います。
Cさんが投資信託を買う目的は、
将来の為に少しでもお金を増やしたい
ということですね。
毎月の分配金は必要ありませんし
元本を取り崩してまで分配金を受け取る必要もありません。
このように
70歳のAさんは、元本を取り崩しながらでも 分配金を受け取りたい
30歳のCさんは、分配金は利益が出た時だけでいい
このような個人の目的に合った投資信託を選ぶことになります。
ななちゃん「分配金払わへんのもあるらしいやん」
スズ「よく知ってるね!」
今日は、「普通分配金と特別分配金」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「NISA」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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