ななちゃん「おじさんがさ、『早めに年金もらおうかな』って言ってた」
スズ「あれ？おじさんまだ働いてはるんちゃうの？」
ななちゃん「うん」
スズ「なのに早く年金もらう、って？」
ななちゃん「うん。『はよもろとかな、はよ死んだら損や』って言ってた」
スズ「おじさーーん」
今日は、「在職老齢年金」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう
ななちゃんのおじさんのように、
「働いているけれど早めに年金をもらいたい」という人もいます。
年金がないと生活していけないから
という人もいれば
早く死んでしまったら年金をもらい損ねると考える人など
いろいろ理由はありそうです。
でも、実際早めに年金もらうことなんかできるの？
と思いますよね。
実は、
年を取ってからもらう老齢年金は
原則65歳になってからですが
それより早くもらい始めることもできます。
（早くもらう分、年金は減額されます）
例えば
60歳で働きながら年金ももらう
そんなこともできます。
給料と年金がダブルでもらえると、
もしかしたら現役の時より収入が多くなる人もいるかも知れませんね。
さて、この場合注意点があります。
給料と年金の合計額が多くなると、
年金が減らされてしまうということです。
これを、
在職老齢年金といいます。
どのくらい多くなると年金が減らされるのかというと、
給料と年金の合計が50万円を超えるような場合です。
式にするとこのようになりますね。
給料＋年金＞50万円
例えば
Aさんの場合を考えてみましょう。
Aさんは、
給料が毎月45万円（ボーナス分も含みます）
年金が毎月10万円
です。
そうすると、
45万円＋10万円＝55万円ですね。
基準の50万円を5万円超えています。
この場合、
基準の額を超えた5万円の半分が
年金から差し引かれます。
要するに、
Aさんの場合
年金から差し引かれる金額は2.5万円になり
毎月の年金額は10万円から7.5万円に減ります。
ななちゃん「早よもらうだけでも減らされるんちゃうの」
スズ「ダブルやな」
今日は、「在職老齢年金」の知識をひとつ＋（プラス）しました。
明日は、「給料の使い方」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう。
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