ななちゃん「投資始める前にいろいろ考えなあかん、って言うのは分かる」
スズ「お」
ななちゃん「でもさ、その後もいろいろせなあかん、っていうのは分からん」
スズ「昨日のリバランスのこと言ってるねんね」
ななちゃん「そうそう」
スズ「1年に1回ぐらいはリバランスした方がいいねん」
ななちゃん「なんでなん?」
スズ「することでリスクが減るし、お金も増える」
ななちゃん「わからんわ」
今日は、「リバランス」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう
リバランスとは、
崩れたアセット・アロケーションを元に戻す作業、でしたね。
もう少し詳しく言うと、
例えば
株式50%
債券50%
というアセット・アロケーションに従って投資商品を買った場合、
1年後には
株式や債券の価格の上昇(或いは下降)によって、
自分の資産が
株式53%
債券47%
といった具合になっていることが考えられます。
この場合、元の割合(株式50%債券50%)に戻すために、
株式の一部を売って、債券を購入することがリバランスです。
さて今日は、
なぜリバランスが必要なのかをみていきましょう。
理由は大きくは2つです。
1.リスクを取りすぎることを防げる
2.お金が増えることが期待できる
では、ひとつずつみていきましょう。
1. リスクを取りすぎることを防げる
まず、アセット・アロケーションを決めた時のことを思い出してください。
アセット・アロケーションは、
年齢や性格などによって、人それぞれでしたね。
若い人なら、
株式80%
債券20%のように
値動きの大きい株式の配分を多くすることもあるでしょう。
けれど、ある程度年齢のいった人なら、
株式の暴落のリスクを考えて
株式50%
債券50%などにしておくこともあるでしょう。
この場合、
リバランスしないで何年も放っておくと
株式60%
債券40%などのように
気づかないうちに
リスクを取りすぎたポートフォリオになってしまっているかも知れません。
そのため、リバランスで元の割合に戻して
リスクを取りすぎることを防ぎます。
2.お金が増えることが期待できる
リバランスするということは、
増えた資産を売って、減った資産を買うということです。
仮に、株式が暴落してしまったとしましょう。
通常、株式と債券は逆の値動きをするので
株式が暴落した時は、債券の価格が上がります。
この時、
割合が多くなった債券を売って
そのお金で、安くなっている株式を購入することができます。
過去を見ると、株式は一度暴落しても
何年か経つと元に戻っています。
なので、
暴落時に安い価格で株式を仕入れておくことで
その後価格が元に戻れば、その分お金が増えることが期待できるわけです。
リバランスは、1年に1回ぐらいがちょうどよいと思います。
ななちゃん「忘れてしまいそうやわ」
スズ「自分の誕生日とかさ、そんなタイミングにしたら?」
今日は、「リバランス」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「投資はなぜ続かない?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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