遺族年金 ってどんな年金なの?

年金

ななちゃん「友達がさ、『パパが死んじゃったらどうしよう』って言ってて」

スズ「病気してはんの?」

ななちゃん「ううん、全然元気」

スズ「じゃあなんでいきなりそんな話に?」

ななちゃん「子どももおるからさ、もしダンナが亡くなったら生活でけへんのちゃうか、って心配してやるねん」

スズ「そっかぁ」

ななちゃん「保険入っといたらええんよね」

スズ「それはそうやけど、国から年金もらえたりもするしさ」

ななちゃん「年金?」

今日は、「遺族年金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

みなさん、
遺族年金という言葉、聞いたことありますか?

遺族年金とは
一家の働き手が亡くなった時に、遺された家族に支払われる年金です。


年金というと、
年を取ってからもらうものと思っている人も多いかも知れませんね。
実際、殆どの人が年を取ってから年金という形で国からお金をもらいますが、

それ以外の場合にももらうことがあります。
そのひとつが、遺族年金です。


遺族年金には2種類あります。
遺族基礎年金
遺族厚生年金

自営業やフリーターの人が加入しているのは国民年金ですね。
万が一の時に遺族が受け取るのは
遺族基礎年金です。

会社員が加入しているのは、厚生年金。
万が一の時に遺族が受け取るのは
遺族基礎年金と遺族厚生年金です。


年を取ってから年金を受け取るためには
保険料の支払いが条件ですが、

遺族年金はそれ以外にも条件があります。
例えば、遺族基礎年金

遺族基礎年金は、「子どもがいる配偶者」または「子ども」に支払われます。
逆をいうと、
子どもがいない家族では、遺族基礎年金を受け取ることはできません

また「子どもといっても何歳までが子ども?」と思いますよね。
この場合の子どもとは、18歳までです(例外あり)。


遺族厚生年金は、
子どもがいない家族でも受け取ることができます。
(配偶者などの年齢によっては制限がある、または受け取れない場合もあります)


ななちゃんの友達が「パパが死んじゃったらどうしよう」と心配しているようです。
そのために加入するのが民間の保険ですね。

「いくらぐらいの保険に入ればいいんだろう?」と考える時に、
「遺族年金はいくらぐらいもらえるのか」を計算して、
その不足分を保険で補う、というように考えれば良いと思います。



ななちゃん「でもさ、遺族年金っていくらもらえるん?」
スズ「遺族厚生年金はその人によってちゃうねん」



今日は、「遺族年金」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「働けなくなった時の保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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