ななちゃん「今年も12月のお給料はいつもより多くて嬉しかったわー」
スズ「年末調整したからやね」
ななちゃん「年末調整?あのなんかめんどくさい書類出すやつ?」
スズ「そやで。年末調整したから、払いすぎてた税金が戻ってきたんやって」
ななちゃん「そうなん?12月は特別に給料が多いんちゃうの?」
スズ「それは、ななちゃんが多く払ってた分が戻ってきただけやって」
ななちゃん「なにそれ」
今日は、「年末調整」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
会社にお勤めの皆さんは、
11月頃になると毎年
「年末調整の書類」というものを書かされると思います。
書類が届くたびに、
「めんどくさいな」と思う人も多いのではないでしょうか。
似たような書類が何枚もある
字が小さくて読みづらい
そもそも、どこに何を書くのかよく分からない
そういったところでしょうか。
独身の頃は、
名前の横にシャチハタ印を押すだけでよかったのに、
結婚してからは記入するところが増えた、
書類を添付する必要が出てきた、
などと思ってる方も多いのでは。
年末調整というのは、
1年間の所得に対する所得税額を確定させ、
過不足があれば精算する手続きのことです。
ちょっと分かりにくいですね。
どういうことか、具体的にみていきましょう。
皆さん、
お手元に給与や賞与の明細があれば見てみてください。
そこには「所得税」という欄があり、
いくらかの金額が載っていると思います。
会社は、
皆さんに給与や賞与の支払いをする際、
あらかじめ所得税を引いて支払います。
皆さんの側からすると、
所得税が天引きされているということですね。
この天引きされている所得税の額ですが、
あくまでも概算なのです。
所得税は、
1年間の収入から
様々な控除をした後の金額にかかるものなので、
1年間の収入が確定しないことには正確には計算されません。
12月の給与の支払額が確定した時に、
1年間の収入が確定し、
それを元に所得税が確定します。
たとえば
ある人の確定された所得税額が25万円だったとします。
この人は、
1月から11月までの給与と2回のボーナスで
所得税が天引きされていますね。
天引きされていた所得税の額を合計したら、
27万円だったとしましょう。
すると、
25万円の所得税額が正しいところ、
27万円支払っていたことになりますね。
要するに、
2万円多く支払っていたということになります。
この、
多く支払っていた2万円が、
年末調整で返ってくるという仕組みです。
明日も続きをみていきましょう。
ななちゃん「でもまぁええわ。年末でお金いる時やし」
スズ「うーん・・・」
今日は、「年末調整」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「年末調整」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。
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