個人年金保険の税金の基本│支払時と受取時の考え方

保険

2025.12.25

ななちゃん「個人年金保険っていうのに入ってん」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「説明されたときに、税金の話されたけどイマイチよく分からんかった」

スズ「あら」

ななちゃん「まぁ、別にいいかってスルーしといた」

スズ「なんやて？」

今日は、「個人年金保険の税金」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう

個人年金保険に関する税金の仕組みは、
「保険料を支払っているとき」と
「受け取るとき」に分けて考えます。

まず、
保険料を支払っている期間は
一定の条件を満たすことで
「生命保険料控除（個人年金保険料控除）」が使えます。

これにより、
所得税や住民税が軽くなります。

次に、
受け取るときの税金です。

受け取り方によって、所得の種類が変わります。

一時金で受け取る場合は、
「一時所得」として扱われます。

一時所得は、
「受取額 − 払い込んだ保険料 − 特別控除50万円」で計算し、
その残った金額の2分の1だけが課税対象になります。

まとまった金額を受け取っても、税負担が抑えられるケースがあります。

年金として毎年受け取る場合は、
「雑所得」になります。

この場合、
その年に受け取った年金額から、対応する保険料相当額を差し引いた金額が所得となります。

ただし、
個人年金保険は公的年金ではないため
公的年金等控除は使えません。

公的年金と個人年金保険の両方を受け取っている場合は、

• 公的年金には「公的年金等控除」
• 個人年金保険は「雑所得」として
別に計算したうえで、合算して税額が決まります。

このように、
個人年金保険は
支払時に控除のメリットがあり
受取時は受け取り方によって税金が変わる仕組みです。

受け取り方法は、税負担なども考えて選ぶとよいですね。