ななちゃん「長期金利が上がった、っていう記事読んだよ」
スズ「そうやね」
ななちゃん「それって、私に何か関係あるん?」
スズ「あるかも」
今日は、「長期金利が上がったら?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
長期金利が上がると、
一般の人の家計や暮らしにもじわじわと影響が出てきます。
まず代表的なのは 住宅ローン。
固定金利型のローンは長期金利を基準に決まるため、
これから借りる人は金利が高くなり
同じ金額を借りても毎月の返済額が増えます。
一方で
変動金利型の住宅ローンは短期金利を基準としていますが、
一般的に長期金利の上昇は
将来的な短期金利の上昇懸念にもつながります。
たとえば3,000万円を35年で借りる場合、
金利が1%上がるだけで
総返済額は数百万円単位で増えることもあります。
また、
長期金利の上昇は 企業の借入コスト を押し上げ
設備投資や新規サービスの拡大が慎重になる傾向があります。
すると賃上げのペースが鈍ったり、
物価が思うように下がらなかったりと
生活の実感に影響が出ることがあります。
さらに、
クレジットカードの分割払いや自動車ローンなど、
金利が変動する商品を利用している場合も
負担が増える可能性があります。
一方で、良い影響もあります。
金利が上がると
預貯金の利子が増えるため、
銀行にお金を預けている人にとってはメリットが大きくなります。
特に定期預金は
金利上昇の恩恵を受けやすく
低金利時代にはほとんど増えなかった預金が
少しずつ利子を生み出すようになります。
個人向け国債(変動10年)など、
金利に連動する商品を保有している人にもプラスです。
このように、
長期金利の上昇は
「借りる側にはマイナス、預ける側にはプラス」という両面があります。
住宅ローンを検討している人は、
金利タイプを慎重に選ぶことが大切ですし
預貯金が多い人は金利上昇を味方につけるチャンスとも言えます。
生活の場面に応じて、
上手に対応していくことがポイントです。
ななちゃん「住宅ローン借りてる人は気になるね」
スズ「そやね」
今日は、「長期金利が上がったら?」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「住宅ローン、固定金利が注目される理由」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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