ななちゃん「今さ、投資とかでお金貯めていってるやん」
スズ「うん」
ななちゃん「それっていつまでやったらいいんやろ」
スズ「目標額に到達するまで、とかかな」
ななちゃん「目標額に到達したら、その後どうするの?」
今日は、「資産運用の出口」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
資産運用には
「形成期」と「取り崩し期」があります。
働いて収入があるうちは、
毎月の給与からコツコツと投資を行い 資産を増やしていく「形成期」です。
この時期は、長期・分散・積立を基本とし、
時間を味方につけて運用を続けることが大切です。
一方、
定年を迎えて収入が減り
年金だけの生活になると
「取り崩し期」、つまり資産運用の出口に入ります。
取り崩し期に入ると、
これまで貯めてきたお金を生活費の一部として上手に使いながら
必要に応じて運用を続けていくことがポイントになります。
資産を取り崩すときにすべて現金化してしまうと、
インフレなどによってお金の価値が目減りするおそれがあります。
そこで、
残りの資産を安定的に運用しながら
少しずつ取り崩す方法が有効です。
そうすることで
資産を長持ちさせる効果が期待できます。
出口戦略で重要なのは、
「どの資産を」
「どの順番で」
「どのくらいのペースで」
取り崩すかを考えることです。
「どの資産」というと、
預貯金、株式、投資信託、保険などのことですね。
「どの順番」というと、
たとえば最初に株式、次に投資信託を取り崩す(個人の計画による)、といったようなイメージです。
「どのくらいのペース」というと、
たとえば毎月10万円取り崩す、といった具合です。
株などの値動きの大きい資産は
市場が不安定な時期に売却すると
損をすることもあるため、
現金化のタイミングを工夫することが大切です。
長く安心して生活するためには、
現役時代に「貯める計画」を立て、
リタイア後に「取り崩す計画(=出口戦略)」を持つことが大切です。
リタイア後は
「資産を計画的に使いながら生活を支える」
こうした意識を持つことが、
老後の安定した暮らしにつながります。
ななちゃん「株の優待はずっと欲しいわ」
スズ「(笑)」
今日は、「資産運用の出口」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「資産の取り崩し方法」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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