ななちゃん「たこ足ってさ、コンセントにいっぱい差すことやろ?」
スズ「たこ足配線のこと?(笑)」
ななちゃん「投資信託の記事読んでたら、『たこ足』っていう言葉が出てきたよ」
スズ「それね」
ななちゃん「なんで投資の話で『たこ足』って言葉が出てくるん?」
今日は、「たこ足配当」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
「たこ足」と聞くと、
コンセントを思い浮かべる人も多いかも知れませんね。
今日は
投資における「たこ足」の意味を見ていきましょう。
投資信託には
分配金が定期的に支払われるものがあります。
例えば
「投資信託A」という商品は、
毎月分配金が支払われるタイプの投資信託です。
では、
Bさんの場合を見ていきましょう。
Bさんは
「投資信託A」を100万円分持っていました。
「投資信託A」は
分配金が毎月支払われる商品ですね。
「投資信託A」の規定に従って、
Bさんは毎月4000円の分配金を受け取っています。
分配金を受け取ったら嬉しいですが、
このお金はどこから出ているのでしょうか?
お金には必ず出どころがあります。
さて、
「投資信託A」は
株式や債券に投資している投資信託です。
これらに投資するということは、
運用によって収益が得られる可能性があるということですね。
分配金は、
基本的に
運用で得た利益から投資家に還元されるものです。
では改めて、
「投資信託A」のことを考えてみましょう。
Bさんが受け取る分配金は4000円
その月の収益が4000円以上であれば、
「利益の一部が還元されている」ということになり、
Bさんの元本(100万円)は減りません。
けれど、
その月の収益が4000円に満たなければどうでしょうか。
例えば、
その月の収益が3000円だったにも関わらず、
4000円の分配金を支払うとなるとどうなると思いますか?
分配金4000円のうち
3000円は収益から支払われますが、
残りの1000円は元本(100万円)から取り崩して支払われます。
このように、
元本を取り崩して分配金を支払うことを「たこ足配当」と言うことがあります。
自分の足を削ってまで配当している、という意味で使われているようです。
「たこ足配当」が常に悪いわけではありませんが、
資産が減っていくことに気づかずに受け取っていると
将来の資産形成に影響が出る可能性があります。
ななちゃん「なんやて?」
スズ「悪いことばっかりちゃうけどね」
今日は、「たこ足配当」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「個人向け国債」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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