運用は何歳まで続ければいいの?│年齢により、内容を見直していくことが大切です

投資

ななちゃん「『老後に向けて資産運用』とか言うやん」

スズ「そやね」

ななちゃん「定年退職したおじさんが『いつまで運用すればええんやろ』って言ってたよ」

スズ「なるほど」

ななちゃん「何歳まで運用するのが正解なん?」

スズ「正解はないなぁ。でも気を付けるポイントはあるよ」

ななちゃん「教えてー」

今日は、「老後資金の運用」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

ななちゃんのおじさんは資産運用をしているようですね。

定年退職後の今も続けていて、
「いつまで続ければよいのだろうか?」と言っているようです。


では皆さん、
自分が70歳だと想像してみてください。
まだまだ元気な70歳です。


さて、
皆さんは若い頃から投資をしていて
証券会社の口座には1000万円の資産があると仮定しましょう。


では、
運用している1000万円は
今後も若い頃と同じように運用を続けていってもよいと思いますか?

一緒に考えていきましょう。


ではまず、
今の自分(70歳)と
40歳の自分を比べてみてください。


あなたは、
40歳の時から
リスクの大きい(リターンも大きい)株式に多く投資をしています。

途中大きく値が下がることもあったけれど、
「長く続けていると こんなこともあるさ。そのうちまた上がるだろう」と思って
投資を継続しています。


実際、大きく値が下がったこともありましたが
その後何年かすると元に戻って 更に上昇していました。


でも、
70歳の今はどう思いますか?

同じようにリスクの大きい投資をしていて
大きく値が下がってしまったら、

「そのうちまた上がるだろうけど、それっていつのことだろう? 
自分がお金を使いたいと思った時、下がったままだったりしないだろうか」と思うかも知れませんね。


どういうことかというと、
大きく値が下がって、それはいつか戻ると信じてはいても
実際戻るのは「いつ」なのか。

1年後なのか、5年後なのか、20年後なのか、分かりません。
ひょっとしたら戻らないかも知れません。


仮に20年後に戻ったとして、あなたは90歳ですね。


さあ、どうでしょう。

もしかしたらあなたは、
「じゃあ、リスクが大きい株式の割合を減らして、リスクが小さい債券の割合を増やしておこうかな」
などと考えるかも知れませんね。


若い人
時間が十分にあります。
もし、大きく損をしてしまったとしても
それを取り戻す時間があります。


けれど、
高齢になってくると
若い人と比べると残された時間は多くありません。

もし 大きく損をしてしまったら、
それを取り戻すのが難しいかも知れないということです。


そういうことを考えると、
年齢とともに 運用を見直していくことが大切だということが分かります。



ななちゃん「おじさん、元気やで」
スズ「それはええこっちゃ」



今日は、「老後資金の運用」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「老後資産の取り崩し」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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