ななちゃん「こないだインフレのこと書いてある記事読んでたら、スタグフレーションって言葉が出てきた」
スズ「ほーほー」
ななちゃん「インフレだけどスタグフレーションが心配される、とかさ」
スズ「おー」
ななちゃん「インフレってさ、反対がデフレなんやろ?」
スズ「そやね」
ななちゃん「スタグフレーションもインフレの仲間?」
スズ「そうじゃないよ」
ななちゃん「カタカナ言葉ばっかりで嫌になる」
スズ「(笑)」
今日は、「スタグフレーション」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
ななちゃんが言っている「スタグフレーション」という言葉。
馴染みがない人も多いかも知れませんね。
スタグフレーションとは、
インフレに関係することです。
では、
スタグフレーションがどういう意味なのかを見ていく前に
インフレについて見ていきましょう。
最近は、インフレという言葉をよく耳にしますね。
インフレとは物価が上昇している状態のことです。
日本は長い間デフレの状態にありました。
デフレとはインフレとは逆の状態です。
デフレの状態では、
モノの値段が下がり
モノを作っている企業の利益も下がり
給料も上がらない
そんなことが起こります。
デフレの状態では
給料は上がらないけれど
モノの値段も上がらないんですね。
すると
私たちもそれで何とか暮らせたわけですね。
さて、
インフレは物価が上昇している状態です。
モノの値段が上がることで
モノを作っている企業の利益が増えます。
利益が増えた企業は
社員に今までよりたくさんの給料を支払うことができます。
たくさん給料をもらえば、その分購買力が高まりますね。
そうすると社会全体の景気も良くなります。
さて、
このように循環すればよいのですが、
現在の日本はまだ上手く循環していません。
どういうことかというと、
給料が物価の上昇に追いつくほどは増えていないんですね。
このところ賃金が上昇しているのは
皆さん知っていると思います。
上昇はしているのですが、
それ以上にモノの値段が上がっているということです。
給料が上がったとしても、
それ以上にモノの値段が上がっていると
「モノを買おう」という気持ちにはなかなかなりませんね。
要するに景気が良くないということです。
さて、
最初のスタグフレーションに戻ります。
スタグフレーションとは、
インフレなのに景気が悪い
そんな困った状態を指します。
インフレで景気を良くするためには
物価上昇以上に給料が上がることが必要です。
ななちゃん「またデフレに戻ったらいいな」
スズ「デフレっていうのはイレギュラーな状態やねんよ」
今日は、「スタグフレーション」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「老後資金の運用」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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