財形貯蓄② 利子が非課税になるものも あります

ライフプランニング

ななちゃん「財形してはる人は、お金貯めたいって思ってる人なんやね」

スズ「てか、貯金の方法の一つやよね」

ななちゃん「他にも貯金の方法あるやろに、会社に言うとかさめんどくさいんちゃうの」

スズ「でも、会社が天引きしてくれたらさ、知らんまにお金貯まるやん」

ななちゃん「財形のいいところはそれだけ?」

今日は、「財形貯蓄」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう


財形貯蓄のよいところは、
会社が給料から貯金分を天引きしてくれるので
知らない間にお金が貯まる ということですね。

でも、他にもよいことがあります。

財形貯蓄も、
預けている間に利子が付きますが
ある一定金額までは
その利子が非課税になるということです。


ひとつずつみていきましょう。

財形貯蓄には
次の3つの種類があります。

一般財形貯蓄
財形年金貯蓄
財形住宅貯蓄

この中から選んで貯蓄を始めます。

このうち、
財形年金と
財形住宅は
貯めたお金を使う際、用途が制限されます。


例えば
財形年金で貯めたお金は
60歳になってから
年金形式で受け取ることが条件です。


財形住宅で貯めたお金は
住宅購入やリフォームのために使うことが条件です。


なぜこのような条件が付いているのでしょうか?
「自分が貯めたお金なんだから何に使ってもいいじゃない」と思いませんか?


理由は、
この2つの財形は、
利子が非課税になるからです(上限金額あり)。


国は、働く人が
老後の資金を貯める
住宅取得の資金を貯める

こういったことに対して、
利子を非課税にするということで支援をしています。

ですから、
この2つの財形を使って貯めたお金を
レジャーなどに使うことはできません。


もし、レジャーなど
目的外のことに使う際は、利子に原則課税されます。

また、
最初から一般財形を選んでいる場合は
貯まったお金を何に使っても構いません。自由です。
ただし、利子に対しては課税されます。


さて、
利子が非課税になる
財形年金と財形住宅ですが、
他にも条件があります。

加入時の年齢が55歳未満であることなどです。


けれど最近では、
70歳まで働ける環境を整える努力義務が
企業に課せられています。

そのようなことを考えると、
財形の加入の年齢が55歳未満というのは実態に合わないのでは?
ということもあって、
今、70歳未満に引き上げる検討に入ったようです。



ななちゃん「利子、たくさんつくの?」
スズ「それがなー、今はあんまりやな」



今日は、「財形貯蓄」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「アセットロケーション」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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コメント

  1. 匿名 より:

    入社した頃に知りたかった情報です。。