社債とは│企業がお金を調達する際に発行する 借用証書のようなもの

投資

ななちゃん「国債、ってあるやんね」

スズ「なんやいきなり」

ななちゃん「社債、っていうのもあるんやろ?」

スズ「うん」

ななちゃん「国債、って国が発行する債券って言ってたやん」

スズ「よく覚えてるね」

ななちゃん「じゃあ、社債っていうのは会社が発行する債券なん?」

スズ「その通り!」

今日は、「社債」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

国債というのは、
国が発行する債券でしたね。


債券とは
国などが必要な資金を調達するために
人々からお金を借りる際に発行する 借用証書のようなものです。


国が発行する借用証書を国債といい
企業が発行する借用証書を社債といいます。


社債は
設備投資などの資金を調達するために企業が発行します。


社債は借用証書のようなものなので
購入して期限まで持っておけば、
元本を返してもらうことができます。


お金を企業に貸していることになるので
貸している間(社債を保有している間)利子を受け取ることもできます。


さて、
借用証書があると安心だし
利子も支払われるのであれば
よいことばかりのようにも思いますよね。

けれど注意点もあります。


社債を発行している企業が
万が一倒産してしまったらどうなるでしょうか。
借用証書を持っていても元本が戻ってこないかも知れません。


そうすると まず頭に思い浮かぶのは
倒産しないような信用度が高い企業の社債を買いたい」というようなことではないでしょうか。


この「信用度」をアルファベットで表したものがあります。

債券の格付け とよばれ、
専門の格付け会社が 格付けしています。

AAA
AA
A
BBB
BB

というように格付けされています。
AAAと格付けされたものが一番信用度が高く、
下に行くほど 信用度は低くなっていきます。

この格付けは社債に限らず
広く債券に用いられています。


さて、
「それなら信用度の一番高いAAAに決まり」と思うかも知れませんね。
けれど信用度が高い債券は、利回り(利子)が低い傾向にあり、
信用度が低くなれば 利回りは高くなる傾向にあります。

悩みますよね。


利回りは高い方がよいけれど
信用度が低いので損するリスクも大きくなるわけです。


ですから 債券を買おうと思った時は
こういった格付けを参考にしながら、

損するリスクが高いものに全部投資するのではなく
一部を投資するようにするとよいですね。



ななちゃん「じゃあどうしたらいいん」
スズ「バランスやね」



今日は、「社債」の知識をひとつ+(プラス)しました
明日は、「劣後債」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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