ななちゃん「こないだ友達と保険の話しとってさ」
スズ「そうなんや」
ななちゃん「そしたらその子、『私が入ってるやつは変額保険』って言うねん」
スズ「そうなのね」
ななちゃん「私の保険見てみたら、そんな言葉は入ってへんかった」
スズ「ななちゃんが入ってるのは普通の生命保険なんやね」
ななちゃん「変額保険、って何?」
今日は、「変額保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
生命保険に加入している人がいたら、
自分はどんな種類の保険に加入しているのか理解できていますか?
「保険会社の人に勧められて入ったけどよく分ってない」という人は意外に多いです。
万が一の時の備えである生命保険、
これを期に中身をみてみましょう。
保険証書に「変額保険」というようなことが書かれていた場合、
通常の保険とは異なります。
「変額」というのは、「金額が変わる」という意味ですね。
何の金額が変わるかというと、受け取りの保険金が変わります。
なぜ変わるのかというと、
受け取りの保険金は 保険会社の運用成績によるからです。
変額保険の場合、
保険会社は皆さんから預かった保険料を
株式や債券などで運用します。
その運用が上手くいけば
通常の保険よりも受け取る保険金は多くなりますが
上手くいかなければ少なくなります。
もしかしたら 払い込んだ保険料の総額を下回るかも知れません。
ただし、
死亡した場合に受け取れる保険金は別です。
死亡保険金には最低保証があり、
運用が上手くいかなかった場合でも、基本保険金(最低保証)は受け取れます。
運用が上手くいっていれば、その分死亡保険金もたくさん受け取れます。
このように変額保険とは
受け取る保険金が株式などの運用成績によって変わってくる、というものなんですね。
ではここで、
変額保険のメリットとデメリットをみていきましょう。
変額保険のメリットは、
景気が良い時に強いことです。
預かった保険料を株式などで運用するので
景気が良く株式相場が上昇していると、受け取れる保険金額が増える可能性があります。
変額保険のデメリットは、
景気が悪い時には弱いことです。
株式相場が下落したり、上昇しなかったりする期間は運用成績が悪くなるので
通常の保険に比べると保険料が割高になることもあります。
変額保険は投資型の保険とも言われます。
運用でお金を増やしてもらうこともでき
なおかつ 万が一の時に備えられる、ということですね。
けれど、
「自分が完全に理解していないところにはお金を出さない」
という投資の基本を思い出してください。
変額保険を選ぶ場合、
商品の仕組みや運用方法を
完全に理解してから加入されることをお勧めします。
ななちゃん「友達、よー分からんって言っとったで」
スズ「あちゃ」
今日は、「変額保険」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「保険の特約」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php
コメント