ドルコスト平均法② お得に資産を増やしていく方法

投資

ななちゃん「投資信託の値段ってさ、下がったりもするんや」

スズ「そやで」

ななちゃん「買った時より下がったら損するやん」

スズ「下がった時に売ったらね」

ななちゃん「売らへん選択もあるんや」

スズ「売らないどころか、買い続ける選択もあるねん」

ななちゃん「なんやて?」

今日は、「ドルコスト平均法」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう

今年に入ってからNISAを始めた皆さんにとっては、
「投資信託の価格は上がり続けるもの」という認識もあるかも知れません。

では、ご自分が持っている投資信託の、
過去の値動きのグラフを見てみて下さい。

どうですか? 
ずっと上がっているわけではないことが分かると思います。
グラフは上下にギザギザしていて、
箇所によってはストンと下がっているところがあるかも知れません。

ストンと下がっているところは、
価格が急激に下がったところです。

この時、
皆さんがこの投資信託を積み立てで買っていたとしたら
どうしますか?

これ以上価格が下がるのが怖くて、全部売りますか?
それとも、積み立てをストップしますか?
それとも、それまで通り買い続けますか?


どれが正解、というわけではありませんが、
価格が下がってもそれまで通り買い続けることで、
効果も期待できます。

価格が下がる、ということは、
お得に買える、ということですね。

具体的にみていきましょう。


例えば、
毎月50000円の積み立てで投資信託を買っていたとすると、
基準価額が10000円の時は5万口しか買えません。

けれど8000円に値下がりしたら、6万口以上買えますね。
同じ50000円なのに、たくさん買える、ということです。


では、先ほどのストンと下がった後のグラフはどうなっているでしょうか。
期間に差はあっても、元に戻っているものが多いと思います。

要するに、
値段が下がっていても投資信託を買い続けることで
その間、安くたくさん仕入れることができ
それがその後の儲けになるということです。


また、逆の場合もありますね。
この間までは基準価額が10000円だった投資信託が、
12000円に値上がりしていたとしましょう。

「高いな」と思って積み立てを止める選択もありますが、
買い続けることでよいこともあります。

どういうことかというと、
12000円に値上がりしていたら、
同じ50000円でも4万口ほどしか買えませんね。

あとから「高い時にたくさん買って損した」となりにくいのです。


このように、価格が変動するものを
一定額買い続けることで平均購入単価を抑える方法を、
ドルコスト平均法と言います


けれどこれが正解でないケースもあります。
明日はそれをみていきましょう。



ななちゃん「えー、安い時にたくさん買いたいけど、高い時は買いたないな」
スズ「せやけどさ」



今日は、「ドルコスト平均法」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「ドルコスト平均法」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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