年金から差し引かれるものは何?│税金と社会保険料が差し引かれます

年金

ななちゃん「おじさんが今度から年金もらうねんて」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「実際の年金額って、聞いてた額より少ないっていうやん」

スズ「うん」

ななちゃん「何が引かれるんやろう、って気にしてたよ」

今日は、「年金から差し引かれるもの」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

年金は、
支給額そのままが受け取れるわけではなく
いくつかの費用が差し引かれた上で振り込まれます。


主に差し引かれるのは
税金
社会保険料です。


まず、税金としては
所得税
住民税があります。


公的年金も所得とみなされるため、
一定の年金収入があると課税されます。

ただし、
「公的年金等控除」や「基礎控除」によって軽減されます。


たとえば、
65歳以上の単身者で年金収入だけの場合
公的年金等控除と基礎控除の合計額(令和7年税制改正により205万円)以下なら
所得税はかかりません。


次に、社会保険料です。

65歳以上になると、
国民健康保険料(税)と
介護保険料が年金から自動的に差し引かれます。
(年金額が18万円以上などの場合)


介護保険料の金額は
お住まいの自治体や所得により異なりますが
全国平均で現在月6,225円です。

ちなみに40歳~64歳までは、
介護保険料は健康保険料に含まれています。


さらに、
75歳以上になると
国民健康保険料(税)がなくなる代わりに
後期高齢者医療保険料が年金から差し引かれます。
(年金額18万円以上などの場合)

後期高齢者医療保険料は、
所得に応じて金額が決まります。


さて、
実際の年金の手取り額は、
年金振込通知書などで確認できます。


年金生活を見通す際は、
「手取り」で家計を考えることが大切ですね。



ななちゃん「いろいろ引かれるねんね」
スズ「だね」



今日は、「年金から天引きされるもの」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「税制改正により変わること」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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