投資信託の信託報酬│投資信託を保有している私たちが支払う費用です

投資

ななちゃん「投資信託どんなもんかと思っていろいろ見てるねんけど、説明書みたいなのが多すぎる」

スズ「まあな」

ななちゃん「どれを見たらいいんやったっけ?」

スズ「目論見書から見てみたら?」

ななちゃん「これ、なんて読むんやったっけ?」

スズ「もくろみしょ」

ななちゃん「この中に手数料のこと書いてあるんやったっけ」

今日は、「投資信託の信託報酬」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

投資信託は手数料がかかります。

購入時にかかる手数料は 最初に支払ったらそれで完了ですが
それ以外にも手数料がかかります。


その一つが
信託報酬(運用管理費用)
とよばれるものです。


どういったものなのでしょうか。
ひとつずつみていきましょう。


信託報酬は
その投資信託を保有している期間 ずっとかかる手数料です。


何のための手数料かというと
その投資信託を運用・管理していくための手数料です。


投資信託を購入するところは
証券会社など(販売会社)ですが、
投資信託には他の会社も関わっています。


投資先を考える運用会社
資産を保管する信託銀行


これら会社や銀行は
その投資信託に関して重要な役割があるわけです。


その投資信託の利益が出るように運用を考えるのは重要なことですね。
また、顧客から預かったお金を管理するのも重要なことです。

これらを実行してもらうためにはお金が必要です。


そのお金を誰が支払うのかというと
その投資信託を保有している「私たち」なんですね。


その費用をまとめて信託報酬といい、
私たちの保有資産から差し引かれます。


手数料 というと
支払うイメージがあるかも知れませんが、

信託報酬は保有資産から自動的に差し引かれます。


自動的に差し引かれることは手間がなくてよいのですが
逆に言えば 自動的に差し引かれるのであまり気にしていない人もいるかも知れません。


例えば
100万円分の投資信託を持っているAさんの場合を見ていきましょう。


Aさんが持っている投資信託の信託報酬は
年1.5%

そうすると
年間の信託報酬の額は15000円ですね。


仮に、
Aさんが持っている投資信託が100万円のまま変わらないとすると
ざっくり毎年15000万円ずつ差し引かれていく計算になります。


また、
Aさんが持っている投資信託の利益が出て
1年間で 100万円が103万円になったとしても

そのうちの約15000円は信託報酬で差し引かれるので、
3万円の利益ではなく
1.5万円の利益にしかならない
ということになります。



ななちゃん「信託報酬安い方がいいっていうのはこういうことね」
スズ「そうそう」



今日は、「投資信託の信託報酬」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「投資をする意味」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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