相続登記の義務化 始まっています

相続

ななちゃん「今月から、相続登記の義務化?とかなんとか言ってるやん」

スズ「はいはい」

ななちゃん「なんのことかさっぱりわからん。私にも関係あるん?」

スズ「相続で家をもらった人に関係することやねん」

ななちゃん「じゃあ私には関係ないわ」

スズ「今は関係ないかも知れへんけど、この先のことは分からへんやんね」

今日は、「相続登記の義務化」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

相続登記と聞いても、なかなかピンと来ない人も多いと思います。

まず、
相続登記とはどういうことなのかをみていきましょう。


相続登記とは、
亡くなった人が持っていた不動産の名義を
相続人の名義に変更すること
です。


不動産は「所有者は誰なのか」ということが、
登記簿(法務局で管理されています)に記されています。

例えば、
亡くなった父親名義の不動産を、長女が相続した場合
長女は法務局に申請して
父親名義から自分の名義に変更します。

これが相続登記です。


この相続登記、今までは義務ではありませんでした。
相続登記を申請するかどうかは、相続人の自由だったんですね。
それが、今月から義務化となりました


相続したことを知ってから3年以内に申請する必要があります。
申請しなければ10万円の過料が課せられます。


この義務化の背景には、所有者不明の土地の問題があります。

例えば、
空き家が放置されていて、周囲への影響が懸念されても
亡くなった人の名義のままになっていると所有者に連絡がつきません。
公共工事などに影響が出ることもあります。

また、相続登記をしないことが代々続くと、
相続人の数はねずみ算的に増えてしまい、膨大な数になります。

そうなってしまうと、
住んでいる家を売ろうと思っても、そのままでは売ることができず
とても大変な手続きが必要となってしまいます。

どうせ最終的には手続きが必要になるのだから、
期限を決めて義務化にしたということでしょうか。


ただ、相続登記の申請は少々面倒です。
司法書士などに頼むと、費用もそれなりに掛かります。



ななちゃん「じいちゃんの家、所有者はひいじいちゃんやったりして」
スズ「ありえるかも」



今日は、「相続登記の義務化」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「リバースモーゲージ」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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