今の学資保険は「貯まる」は期待できない? その理由とは

保険

ななちゃん「最近子どもが生まれた友だちが、『子どもの保険はやっぱり学資保険かな』って言ってた」

スズ「そっか」

ななちゃん「でも、ちょっと前に聞いた話では、学資保険って昔みたいに良くないらしいやん」

スズ「そうやね」

今日は、「近ごろの学資保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

近ごろの学資保険は、以前と比べて
「貯蓄性が弱くなっている」ことが最大の特徴です。


かつては返戻率(払った保険料に対して戻ってくる金額)が105~120%程度と高く、
教育資金づくりの定番商品でした。


けれど近年は
低金利が長く続いた影響で、
保険会社が運用できる利回りが下がり
多くの商品で返戻率が100%を下回る(=元本割れになる)ケースが増えています。


そのため、
学資保険は「確実にお金が増える商品」ではなくなり
目的が貯蓄そのものの場合は、
以前ほどのメリットはありません。


とはいえ、
学資保険には「契約者が亡くなった場合、保険料の払い込みが免除され、満期保険金は予定通り受け取れる」
という保障面の強みがあります。


この仕組みは、
小さなお子さんを持つ家庭には一定の安心材料ですね。


一方で、
純粋に教育資金を効率よく増やしたい場合は
つみたてNISAなどの積立投資の方が期待でき、
途中で引き出せるという柔軟性もあります。

ただし、投資である以上、
元本割れのリスクがあることには注意が必要です。


このように、
現在の学資保険は「増やす商品」ではなく、
「保障を備えながら計画的に積み立てる商品」。


貯蓄を優先するか、
保障を優先するかで、
選ぶものが変わってきます。



ななちゃん「えー、どっちがええん?」
スズ「目的やね」



今日は、「近ごろの学資保険」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「財形貯蓄はお得?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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