外貨建て一時払い終身保険│利率は高いが、為替リスクに注意

保険

ななちゃん「会社の先輩が、退職金もらったって」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「銀行に預けたままやったら勿体ないから、投資しようか考えてるねんて」

スズ「うん」

ななちゃん「保険屋さんに外貨建て一時払い終身保険っていうのを勧められたらしいわ」

今日は、「外貨建て一時払い終身保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

外貨建て一時払い終身保険は、
契約時にまとまったお金を払い込み
そのお金を米ドルや豪ドルなど 海外の通貨で運用する保険です。


たとえば「10年4%の初期予定利率適用」の商品であれば、
契約初期の10年間は、年4%の利率で運用されることが見込めます。

これは円建ての商品と比較して
高い利回りが期待できる点が魅力的に見えますが
為替リスクには注意が必要です。


さて、
外貨建て一時払い終身保険の主なメリットは、
高い金利による運用効果です。

外貨建ては円よりも金利が高い通貨を使うため、
利回りが見込めます。


契約時に利率が一定期間固定されているタイプなら、
期間中の市場変動に左右されにくい点も安心です。


一方で、
為替リスクには注意が必要です。

受け取り時に円高になると、
外貨を円に換える際に円での受取額が減る可能性があります。


円安なら有利に働きますが、
為替は予測が難しいです。


また、
外貨を円に換える際には為替手数料がかかります。
1ドルあたり数十銭から2円程度かかる場合もあります。


さらに、
解約して円で受け取る際には、
利益が課税対象となり
一時所得として扱われます。


外貨建ての保険は高金利ですが、
為替と手数料、税金の仕組みが関わる複雑な商品です。

リスクを理解したうえで検討することが大切です。



ななちゃん「へぇ」
スズ「それだけかい」



今日は、「外貨建て一時払い終身保険」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「金利が上がったら住宅ローンはどう変わる?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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