将来のために自分で準備する年金│個人年金保険のしくみとは

保険

ななちゃん「年金ってさ、保険会社がやってるやつもあるやん」

スズ「うん」

ななちゃん「あれも賦課方式なん?」

スズ「違うよ。積立方式やね」

ななちゃん「積立方式はあかんのちゃうん?」

スズ「保険会社が運用してくれるから、自分で貯金するよりはいいかも」

今日は、「個人年金保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

老後の収入の柱は公的年金ですが、
公的年金だけでは将来が不安という人が加入する
「個人年金保険」というものがあります。


個人年金保険の仕組みは、
「現役のうちに保険料を積み立て、老後に年金として受け取る」
というものです。


たとえば、
30歳から60歳まで毎月1万円ずつ積み立てるとします。

保険会社がそのお金を運用し、
60歳や65歳から5年・10年などの期間
または一生涯にわたって
年金を受け取ることができます。


途中で亡くなった場合は、
家族に「死亡給付金」が支払われるなど、万一の保障もあります。


公的年金との大きな違いは、
「仕組み」と「リスクの負担者」です。


公的年金は、
現役世代が納める保険料を今の高齢者に回す賦課方式で
国全体で支え合う仕組みです。

一方、
民間の個人年金保険は
自分が積み立てたお金
将来自分で受け取る積立方式です。


そのため、
インフレが起きて物価が上がっても
受け取る金額は契約時に決まっているため
お金の価値が目減りするリスクがあります。

また、
「生きている限り受け取れる保証がない」タイプもあります。


けれど、
民間の個人年金保険にはメリットもあります。

将来の受取額があらかじめ決まっているため、
老後資金の計画を立てやすく
途中での死亡保障がついている点も安心です。


さらに、
「個人年金保険料控除」という税制優遇があり
支払った保険料の一部を所得から差し引けるため、
所得税や住民税が軽減されます。


つまり、
公的年金は「国がみんなで支えるもの」、
民間の個人年金保険は「自分で積み立てて老後を補うもの」です。

両方をうまく組み合わせるのもよいですね。



ななちゃん「なるほどねー」
スズ「そーそー」



今日は、「個人年金保険」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「医療保険に死亡保障は必要?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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