市場金利と債券価格の関係│逆の動きをするのが基本です

投資

ななちゃん「なんかさ、金利と債券って逆の動きするって言うやん」

スズ「そやね」

ななちゃん「逆の動きって具体的にどういうことなん?」

今日は、「市場金利と債券価格」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

債券は市場で取引されていて、
その価格は市場金利と密接に関係しています。


市場金利とは、
銀行の定期預金や企業の借入金利のように
世の中で一般的に使われているお金の貸し借りの利率のことです。


市場金利が上がると、
新しく発行される債券の利率も高くなることが多く、

逆に
市場金利が下がると、
新しい債券の利率は低くなります。


ここで、
すでに発行されている債券を考えてみましょう。

もしあなたが利率2%の債券を持っていて、
市場金利が1%に下がったとします。


この場合、
あなたの債券は「新しい債券より利息が高い」状態になります。

すると投資家は
「利率の高いこの債券を買いたい」と思うようになり
需要が増えます。

需要が増えると、
あなたの債券の価格は上がります。


では、
あなたが利率1%の債券を持っていて
市場金利が2%に上がった場合はどうでしょうか。


あなたの債券は相対的に利息が低くなるため、
売れにくくなり 価格は下がります。


このように、
債券の価格は市場金利と反対の動きをするのが基本です。


市場金利が下がれば、
既存の利率の高い債券にお金が集まり、価格が上がる

――この仕組みを覚えておくと、
債券投資の仕組みがより理解しやすくなります。



ななちゃん「仕組みは理解できてもさ」
スズ「(笑)」



今日は、「市場金利と債券価格」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「資産運用の出口」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php

コメント