ななちゃん「こないだおばさんが定年退職してん」
スズ「あら、お勤めご苦労さまでした」
ななちゃん「退職金もらったけど、どれだけ使っていいのか分からんって言ってた」
スズ「なるほど」
ななちゃん「これからのために、使わんと置いとかなあかんのかなって」
今日は、「老後のお金はいくら必要?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
ななちゃんのおばさんは、
退職金をもらって定年退職しました。
もらった退職金は
どれだけ使っていいのか分からなくて
悩んでいるようです。
では、
ななちゃんのおばさんをAさんとしましょう。
Aさんは
1000万円の退職金をもらいましたが
老後にかかるお金のことを考えると、
今 全部使ってしまうのではなく
これからのために残しておく必要もあるのではないかと思っています。
では、
どれだけ使って
どれだけ残したらよいのでしょうか。
順を追って見ていきましょう。
Aさんの支出は
毎月平均で23万円。
それに対して、
今後の収入は
年金などの合計が毎月20万円
つまり、毎月3万円ほどの差が生じます。
要するに
毎月3万円の赤字ということになります。
では次に、
この3万円の赤字が
今後何年続くのか考えていきましょう。
Aさんは65歳
「あと30年ぐらいは生きるかもしれない」と思っています。
すると、
毎月3万円の赤字が30年続くことになり
合計1080万円不足する計算になります。
では、
この1080万円の不足分はどうすれば良いでしょうか。
そうですね、
貯金などで備えておくと
毎月3万円ずつ取り崩していくことができます。
さて、
Aさんの貯金額は現在500万円。
この貯金額だけでは
今後30年間の不足分を補うことはできませんね。
でも、
Aさんには1000万円の退職金があります。
退職金のおよそ半分を貯金などで置いておくと、
今後30年間の不足分をまかなうことができます(物価変動についてはここでは加味していません)
逆を言うと、
退職金の半分は使ってもよい という見方もできます。
Aさんは
「家電の買い替えとか、介護費用とかこの先かかるかもしれない」と考えて
そのうちのいくらかは使わずに置いておくことにしました。
そして残りのお金を
旅行など、自分のやりたいことに使おうと考えています。
ななちゃん「ややこし」
スズ「そうか?」
今日は、「老後のお金はいくら必要?」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「エンディングノート」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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