年金の繰下げを考えていた場合でも、さかのぼって一括で請求することができます

年金

ななちゃん「65歳になったら年金もらうやん」

スズ「基本的にはね」

ななちゃん「でも、働いてたりしてまだ年金要らんって人は遅らせたりするんやろ?」

スズ「うん。遅らせた分年金額が増えるからね」

ななちゃん「でもさ、ちょっと勇気いらへん?」

スズ「勇気?」

ななちゃん「だってさ、その時はそう思っても、あとから病気になったりして『やっぱ65歳からもらっといたらよかった』って思うかも知れへんやん」

スズ「そんな時は、さかのぼって一括で受け取れるよ」

ななちゃん「そうなん?」

今日は、「年金の一括受け取り」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

年金は、
基本的に65歳になって受け取りを開始しますが、
「まだ働いて収入があるから受け取らなくてもよい」と思ったら
受け取りを遅らせることができます。


受け取りを遅らせることを
繰下げ受給
と言います。


受け取りを遅らせたら何かいいことがあるのでしょうか?


そうですね。
遅らせた月数分、年金額が増えます。


受け取りを1年遅らせると、8.4%増えます。
3年遅らせると、約25%増えるんですね。


では、
65歳のAさんの場合を見ていきましょう。


Aさんの会社は定年が65歳。
定年後も70歳までは続けて働くことができます。

Aさんは健康にも問題がないので、
この後も70歳ぐらいまでは働こうかなと考えています。


65歳以降の収入を計算すると、
年金をもらわなくても大丈夫だということが分かりました。

そこで、
年金の繰下げ(遅らせてもらう)をすることにしました。


さて、
Aさんが67歳になった或る日のこと。

身体に不調を感じて病院に行くと、
今後の生活には制限が出てくるでしょう、とお医者さんから言われました。

今まで病気ひとつしたことがなかったAさんは
お金の面においても不安になりました。

「今まで通りに働けないと、お金は大丈夫なのか」
「年金は繰下げないで、もらっておけばよかった」
などと考えています。


確かに、
70歳まで働くという前提で考えていた場合、今後の収入は心配です。

けれど、
年金に関しては、
「繰下げしなかった(遅らせなかった)」とすることができます。


どういうことなのでしょうか?

年金は「請求する」ことでもらえます。

67歳になったAさんは
まだ請求していない」ということですね。


要するに、
Aさんは「繰下げ受給」を考えていただけで、
実際にはまだ請求はしていません。


「繰下げ受給」を考え中で
実際にはまだ請求をしていない期間のことを
繰下げ待期期間と言います。


繰下げ待期期間中は、
「繰下げ受給を開始する」か、
「65歳までさかのぼって年金を受け取る」かを、
いつでも選択することができます。


Aさんは、
65歳までさかのぼって、
2年分の年金を一括で受け取ることができます。

ただしこの場合、
所得が増えることになるので、
社会保険料や税金に影響する場合があります。



ななちゃん「一括で受け取っても、年金額は増えへんのよね」
スズ「それはそうやけど」



今日は、「年金の一括受け取り」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「両親から贈与を受けた場合」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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